白内障手術始まりました。
更新 2016.08.03
昨日、「白内障」の患者さんが康子先生の手術を受けられました。日帰り手術です。
経過は順調です。
御存知の方も多いと思いますが、白内障は加齢などによって眼球の中にあるレンズ(水晶体)が白濁することで、視力が低下する病気です。
白内障の手術は「水晶体嚢」というレンズを包んでいる薄い皮を円形に剥がしてから、白濁した水晶体を超音波装置で分解して吸い取り、かわりに人工レンズを挿入するというものです。操作を行うために角膜の縁を切開する操作、水晶体嚢を剥が操作、水晶体を吸い取る操作、人工レンズを挿入する操作などなど、いずれもが非常に微細な操作となります。
また、その操作を行うために両手だけでなく両足を使ってスイッチを操作するなど非常に高度な操作を必要とします。
傍目でみているとかなり丁寧に手術をおこなっているんだ・・・と感じました。
以前、私が彼女の手術のビデオをみせてもらっていたときに話を聞いたところでは、
「早さにこだわるのでは無く、手間惜しみせずに安全に手術を行うというのが私の流儀」
ということを述べられていました。
随分長く一緒に過ごしていましたが、よくよく考えてみれば働いている彼女を間近でみるのは、開院してみて始めてだったかと思います。ふだんの彼女のあり方がそのまま診療に表れているんだなぁと感ぜられました。