当院における弾性ストッキング(ハイソックス)の最近の状況|のだ眼科・血管内科クリニック

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当院における弾性ストッキング(ハイソックス)の最近の状況

更新 2016.09.03

当クリニックでは血管内科ということから、下肢静脈瘤の患者さんが受診します。このため、複数のタイプの弾性ストッキング(以下ハイソックスタイプも含めます)を用意しています。それぞれに特長があるため、患者さんの状況や要望に合わせた製品をお勧めしています。

特に夏場の弾性ストッキングは暑苦しく、汗ばむために着用も面倒です。また汗やこすれなどによって皮膚のコンディションも不安定となるため、ストッキング選びや着用方法には工夫が必要です。

いまは、一般的なタイプのハイソックス以外に汗をかいてもさらっとしている「薄型」のもの、「つま先無し」のものなども扱っています。「つま先無し」のタイプは着用のための補助具もあるため、弾性ストッキング特有の「履きにくさ」はだいぶ緩和されます。また、ハイソックスタイプでは折れ返しの部分で皮膚への接触が強くなるためスキンケアも重要です。皮膚にかぶれが生じた場合に備え、軟膏を処方したり、特殊なテープを貼付してもらうなどしてスキンケアに努めています。

ところで、最近、当院で注目しているのが、日本のグンゼが製造し、ジェイエムエスが販売している「レッグサイエンス舞」という製品。実は、弾性ストッキングの業界は外国製品が非常に優勢かつ優秀な製品が多いです。そして外国製品でも割と日本人の足に合わせて設計、製造されてはいるのです。がしかし、「舞」はやはり日本のメーカーが設計、製造しているということもあって、日本人の足に対するフィット感が一段とよい印象です。また下着メーカーということもあって肌触りがとてもよく、脛のあたるところが幅広いために、かぶれにくいようです。テカリもなく、しわにもなりにくい。もちろん、最終的に良いか、悪いかを判断するのは患者さんですが、目下のところ評判は上々です。

他の会社の製品と比較すると若干厚手な感じがするので、いまの時期はまだ暑苦しいかもしれませんが、これからの時期から冬にかけて更に評判があがりそうです。

(※今回のブログはある患者さんからいただいた一言がきっかけだったのですが・・・いずれその患者さんのお許しがあれば、詳しくお話をしたいと思います。)

↓ 当院の在庫とレッグサイエンス舞の箱です。