内科診察室について|のだ眼科・血管内科クリニック

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内科診察室について

更新 2017.02.25

当院の内科診察室について説明します。

内科診察室の扉を開けると・・・

向かって左側には荷物置き場と診察机があります。

そして診察机の上にモニターが7面あります。モニターは手前から2面がCT画像観察用のモニター、その隣が画像所見記入用のモニター、そして電子カルテ、インターネット参照用が2面、そしてやや高いところにワークステーション用モニターが1面あります。また卓上にキーボードとマウスが4セットあります。診察机の足元と奥側にはパソコンが4台、足元にプリンタが1台あります。

ほか、卓上に懐中電灯、舌圧子、音叉、メジャーなどの診察器具、電卓、文房具、ハンコなどがならんでいます。

患者さん用の椅子はベースを丸形にしています。これは看護師さんの意見でそのようにしました。5本足だと患者さんが立ち上がる際に、足に引っかかって倒れることがある」とのことです。

モニターは一杯ありますが、まずは撮影したCTや胸部写真などを参照し、報告書を作成するときに使用しています。またワークステーションでは撮影した画像を三次元処理するときに用いています。

ところで、電子カルテは非常に便利です。まず、自分の文字が読めますし、手で書くよりも確実に早く入力できます(個人病院勤務のときには自分で書いた文字が読めなくて辛い思いをしました。)そしてカルテを探したり、管理したりする手間がいりません。受付時間もわかるので患者さんの待ち時間も把握できます。「患者さんよりパソコンに向かう時間が多くなってしまいダメだ!」と嘆かれる方はいらっしゃいますが、患者さんの身体に触れてしっかり診察すること、目を見てしっかりと向き合い、相手の話を傾聴する、ということができていれば、多少パソコンの方を向いていても大丈夫と思います。それもダメというのであれば、診察中はメモをとり、患者さんが退室してから入力してもよいと思います。

私は、多少ブラインドタッチができますが、患者さんによっては、一つ一つ患者さんの言葉を確認しながら、カルテの記載をおこなっています。こうすると患者さんも自分の訴えがキチンとカルテに記載してもらっている・・・すなわち、話を聞いてもらっていると安心できるのではないかとおもっています。すなわち、電子カルテの画面を患者さんと一緒に確認しながら、カルテ記載を行っていくという方法です。

この方法は、難聴の患者さんを診察しているときに思いつきました。モニター画面にワープロソフトを立ち上げて、文字のポイントを60ポイントくらいにして、患者さんにはっきり見えるようにして、一緒にモニターを見ながら、文字を打ちます。最後にプリントして問診の結果を患者さんに渡していました。ワープロソフトで筆談を行うというイメージです。

すなわち、

「今日はどうしました?足のボコボコが気になる?いつから?4,5年前から・・・。立ち仕事?ではないが。こむら返りは?時々ある。足のだるさは?歩くとだるくなる。そうですか・・・、」

などという方法です。ときどき患者さんの方をみながら、しっかりとアイコンタクトをとります。

この方法で診察すれば、患者さんも電子カルテの方ばかりを診ていて感じ悪い。とはいわれないのではないでしょうか?

最近は気が向けば、音声入力を用いるときもあります。「アミボイス」といって業務用の音声入力装置です。これはツボにはまると結構早い!薬の名前などはかなりの確率で変換してくれます。たしかに、iphoneのsiriなど最近の音声入力システムの進歩は凄い!

でも、滑舌の悪い私は誤変換も多いので、きちんと反応してくれず、かえって手間がかかるときもあります。ですので、頼りっぱなしというわけにいきません。でも少しずつ辞書機能を鍛えていき、そのうちちゃんと使えるようになればいいかな・・・と思って、音声入力をほそぼそとボチボチやっています。

アミボイスはマイク型でいくつかのスイッチがついています。文字の変換の状態はモニターを見ながら操作する必要がありますが、そのうちにタブレット型やスマホ型の入力装置に変われば、振り返ってモニターの方を向くことも無くなるので、もっと使いやすくなるような気がします。

診察室は、インターネットにもつながっていますが、これはいろいろと調べる時に便利です。お薬の最新情報、連携先の病院の電話番号や地図、その他にもさまざまな医療に関する情報を瞬時に調べることが出来ます。グーグルカレンダーに患者さんの治療予定をその場で記入してスケジュール管理を行うことも出来ます。また患者さんにお渡しする資料をつくるときの下調べもこれで行うことがあります。

ちなみに、患者さん呼び出し用のマイクも用意していますが、たまにしか使っていません。患者さんごとにドアを開けて呼び入れています。一回一回たったり座ったりするので少し運動になっているように思います。

向かって右側には、低床タイプの診察台があり、その下に足台があります。また、参考図書用のワゴンが1台あります。他、手洗いがあり、うがい用カップホルダーを壁付けしています。

診察台は低床にしています。足腰が悪くても寝やすいですし、アキレス腱反射をみるときにも台に楽に上がれます。

足台は、フットケアのために爪や足をみるときに用います。足台があることは、フットケアを行う上では基本ですが、これを医療用器具として買うと、重くて冷たいものしかありません。

当院の足台は、クリニックを建てるときに大工さんに設計図を渡してつくってもらった特注品です。天板には、スポンジをおいて合皮を張っています。

概ね以上ですが、説明したらないことも多いです。興味をお持ちの方は診察室まで是非どうぞ。