フットケア室・・・足の健康を医療する特別な部屋


 今回は当院のフットケア室についてお話します。当院にはフットケア専用室を設けています。
フットケアとはなにか?
 フットケアでは足を診ます。人が移動するために欠かせないのが足ですが、足は靴によって保護されているのとともに、靴によって痛めつけられることもあります。
 ほかにも足を痛めつける原因となるのが、足の乾燥、皮膚炎、水虫、伸びすぎた爪、切りすぎた爪、肥厚した爪、足の知覚神経の異常、足の血流の異常、足の変形などがあります。
 
 フットケアとは、「さまざまな知識や技術、薬物、器具および装具などを用いて、痛めつけられがちな足の健康を守ること」だと思います。
 特に足の神経障害を来した患者さん、感染に対して抵抗力のない患者さん、あるいは下肢の血流障害を来した患者さん、すなわち糖尿病や人工透析の患者さんでは、対応を一つ間違ったり、あるいは数日遅かったりすると下肢切断に至ることがしばしばです。こうした患者さんにおいてはフットケアは特に重要といわれています。
 
 ところで、フットケアサロンはさておき、保険診療を中心とする「メディカルフットケア」を行い、さらに「フットケア専用室」を院内に設置している「診療所」はあるでしょうか?
 ま~~~ず、全国的にはあるでしょうが、青森県内は・・・いや北東北内(きたとうほく)にすら・・・多分ですけど、現時点において当院以外ではないはずです。(筆者調べ・・・(^^;))
  とまあ、かなり傲慢な物言いをしてみましたが、フットケア室を設けている診療所はかなり少ない、というより稀!
 
 ネットで検索してみる限り日本国内では殆どヒットしませんでした。(ちなみに当院もヒットしません!(笑))
 
 当院のフットケア室ではフットケア用患者チェア、施術者用の椅子、肥厚爪や胼胝・鶏眼処置のためのフットケアマシン(吸引型)、足浴用の流し、超音波洗浄機、電子カルテなどなどが配置されています。部屋のレイアウト、設備、ドア、窓の位置など・・・・本やインターネットを活用して調べまくって考え抜き、配慮して設計し、そして大工さんに施工していただきました。
 
 この部屋では主に胼胝(タコ)・鶏眼(ウオノメ)の治療、陥入爪手術、巻き爪、爪甲除去、ネイルケア、足浴、爪白癬~趾間白癬の検査などを行っています。
 
 ところでなぜ、フットケア専用の部屋をもつ診療所はあまりないのか?
それにはいろいろな理由があると思いますが、やはり採算面でなかなか難しいというがあるからでないでしょうか?
 この部屋を設けて様々な器具を導入した理由は「足の健康を守りたい」からです。より本質的なところでは、足のことで困っている人のために少しでも役立ちたいという「心意気」です。
 
 ・・・と、ここまで思い入れあるのですが、現時点においてはこの部屋を一番活用しているのは、わたしではなくて、フットケア学会認定指導士の免許をもつ当院の看護師長さんです。 彼女に、いろいろと患者さんへの指導や、こまかな施術を行ってもらっています。(爪矯正のVHOやORAもやってもらっています)
 
 わたしも胼胝(たこ)や鶏眼(ウオノメ)の処置は結構、好きなので以前は、かなりやってたのですが、最近は診察室の方で過ごす時間が増えてきています。やはりフットケア室は彼女に仕切ってもらうのが、一番スムーズにコトが運ぶように感じています。患者さんの臨床写真も丁寧に撮影して画像サーバに保管しています。
 まだまだまだまだ、認知度の低い当院のフットケア室ですが、これからはますまず需要が多くなると予測しています。
そうなれば、患者さんの口コミなどで、すごくよく知られるようになるのではないかと期待しています。