北日本インターベンショナルラジオロジー研究会@秋田市にぎわい交流感AU


 9月3日土曜日、秋田市で開催された第29回北日本インターベンショナルラジオロジー研究会に参加してきました。参加といっても午前中の外来診療を終えてからJRに乗り込み、午後3時半に会場到着。研究会が午後5時終了。という次第なので、ちょっと顔をだしたという程度。

 行きの列車でプログラムに目を通していたのですが、動脈硬化治療あるいは静脈疾患に対する演題は一つも見当たらず。自分的には寂しい限りでした。放射線科IVR医の殆どが血管疾患から手を引きつつあるということを思い知らされ、いくばくかの寂寥感(とうのか?)を味わい、そして時代の流れを感じさせられました。

 2時間あまりの列車でしたが、会場にたどり着きなんとか「骨盤領域」、「リンパ管」のIVRの2つのセッションに口演間に合いました。まあ、自分の過去の経験と照らし合わせながら、口演を拝聴しました。・・・で・・・いくつかの気づきがありました。

 一つは、今回の口演で呈示された手法を応用していれば、過去の時分には到底治療が困難と思われた患者さんを助けることができたかもしれないこと(・・・気づいた時にはとても口惜しい気分を味わいましたが・・・)

 もう一つは、過去の技術に新しい発想と現在のデバイスや技術を導入することで、新たな治療を創生できるのではないか・・・ということでした。

 いずれにしても日頃から地道に「知識」と「技術習得」を吸収していく、ということが重要なのですが、さらに研究会や学会に参加することで、新しいことに触れることで、別な発想を得たり、モチベーションを刺激したり、テンションを上げるのが、実に貴重なことだと感じました。

 多分、年齢とともにこうした会に参加することが億劫になりそうなのですが、なんとか頑張って参加しつづけるようにしたいと思います。

 

 研究会後の懇親会に参加したのですが、北海道のとある先生と現況についてお話しました。

「実は開業したんです・・」というと

「いつから開業を考えられていたのですか?」と質問された。そこで、

「これまで自分は大分長いこと「閉塞性動脈硬化症」の治療をやってきた。治療を長く続けているうちに、やはり「閉塞性動脈硬化症」というのは動脈硬化の最終段階なんだな・・・と。そして動脈硬化を予防したり、更に進行させないようにすることが大事なんだな・・・・と、そのためには、高血圧や糖尿病といった疾患をしっかりコントロールしていくことの重要性を実感するようになった。その頃から、開業して患者さんを診るということを意識するようになったかなぁ」

 というような話を回りくどく話した。その先生も

「わたしも循環器内科の先生と話をしたときに、『動脈硬化症のカテーテル治療をするには腎機能が良くないとダメだし、その前に高血圧や糖尿病などの病気についてもコントロールしていくことが大事。動脈硬化にさせないための治療も循環器内科の醍醐味なんだよ』といわれたことがありますよ・・・」

 という話をされた。思わず、

「その話は自分にもとてもよくわかります・・・」

と答えた。今にして思うと、やけに遠回りしたような・・・気もするが。

まあ、これからやることが地域にどう役立つか、それがわかるのは、更にずっと先のことになると思うが、高い志をもってがんばろうと思う。

 【図】

会場となった「秋田市にぎわい交流感AU」でした。

最後のAUは”えーゆー”ではなくて、”あう”と読むらしいです。

 写真を取り忘れてましたが、当日は市民お祭りが開催されており、親子連れで賑わっていました。セグウェイのおもちゃみたいな乗り物が試乗できたり、地域の物産などさまざまな出店があり、楽しそうでした。

 研究会の会場は広く、舞台形式でスライドがとても見やすくよい施設でした。さらに、司会進行もとてもスムーズで、良い研究会でした。