Supria grande (日立 64ch CT) すごい・・・まさに「羊の皮をかぶった狼」(古い表現ですが・・・)

昨日、本日とCT装置の説明ありました。当院のCTはいわゆる「マルチスライスCT」というタイプのCT装置です。医療機器に限らず、金をかければかけるほどよい装置を導入できるのは、この世の常ではありますが、この装置は放射線科専門医からみると、ほぼ「異常!」といえるほど、圧倒的に「コストパフォーマンス」が高い装置です。当然クリニックであるが故、設備投資の限界はありますが、大病院に導入される最新CT装置と比較しても遜色のない「すごいCT!」であります。

 

こまかくいうと、検出器が64列であるとか、逐次近似法で再構成しており被曝を低減できるとか、筐体が16列と同等であり非常にコンパクトであるとか、電源をいれてからスキャン可能となるまでの時間がたったの5分間であるとか、管球が省エネタイプで電源系への負担が少ないとか・・・さらにデュアルインジェクターおよび「テラリコン」という立体画像処理を2台も同時導入しており、さまざまな画像処理が可能であるとか、いろいろあります。

 

 このCT装置を一言で例えるならば、やはり大昔のスカイラインのキャッチフレーズ「羊の皮をかぶった狼」?

 

 というのもこのCT装置の筐体は非常にコンパクト。下位のクラスである16chのものと共通なんですね。さらには電源も内蔵されています。よって外付けハードディスクによくあるような,ボディはコンパクトなのに電源が意外とでかいということもないです。

 

 そして、スキャン機能が中規模病院のCTとほぼ同等・・・エンジンが3000ccクラスといえばわかりやすいでしょうか?

 ただ、ハイパフォーマンスであるが故にファンの音が若干大きいのが唯一の欠点かもしれません。

 

 実際の体幹部の単純検査では10秒とかからず、左右、前後、上下方向ですべて同等の分解能を有している・・・というのはもの凄いことです。

 

  しかーし、性能がよろしいということと、お上の認める「診療報酬」は別モノというのが面白いところ。

 

 当院はクリニックであるという性格上、このCTは診療報酬上は64列CTとは認定されず、16列CTに区分されます。検査を受ける側からすると支払いは安く済むという利点(欠点?)があります。

 

 大病院とほぼ同等の装置で検査を受け、被曝は少なく、放射線診断専門医が読影して報告書がつき、さらに画像診断加算も加算されない。なんとお得なことでしょう・・・(´Д⊂グスン。 ・・・・というか、ある意味日本って凄い。

 

 ということで、当院のCTくんは「羊の皮をかぶった狼」ではありますが、「羊の皮をかぶった腹ペコ狼」といった感じです。

  

   ワォーーーーン

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  (  ヾヽヽ

  / \_▼ノ

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<人 ノノ

 

  ∪ ∪